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学習サイクルの確立

新年度が始まりはや半月、新小4のW生は初めてのカリキュラムテストが終わった頃、小6の皆様は第2回YTが終わったころかと思います。お子様はいかがお過ごしでしょうか。

 

小6も含め皆様新学年になると共に新しい宿題のリズムに慣れようとしていたり、苦しんでいたり、とそれぞれに過ごしていらっしゃると思います。

四谷カリキュラムのお子様は宿題の中心が計算シリーズと漢字とことばとなり、小5になると授業が週2回、理社の時間が伸び、宿題も増えたことでしょう。

小6の場合、4科のまとめをどのタイミングで使うか?など、お困りのことかと思います。早稲アカ生は毎週になったYTをどう活用しようか、そうお考えかもしれませんね。

 

本日は新年度になって大きく変化を経験しているお子様がその環境にしっかりついていけるかのお手伝いになればと思い書かせていただいた記事になります。

 

まず確認していただきたいのが、「お子様がどれだけの時間勉強量を持っていらっしゃるか」「授業翌日に終わらせられる量の宿題になっているか」です。ただし、月火木の学年の場合は水曜日にまとめて宿題をやることになるでしょうから、特に「月曜日の宿題が重すぎないか」に注目していただきたいです。

成績帯によって勉強量は必ずしも比例しないのが難しいところで、保護者様もお悩みのことだと思われます。うちの子は沢山勉強しているはず、課された宿題はしっかりやっているはずなのに……と。

あるいは宿題余裕で終わらせて遊んでいるならもっとやりなさい!って感じの方もいらっしゃるかもですね。

もちろん成績が上がらないからといってたくさんのタスクを課すことが正しいとは私は思っていません。やらされる宿題に価値はほとんどありませんので(やらないよりは最低限の価値があるので、最基礎クラスでは私はかなり厳しめに宿題をチェックします……)。

持っている勉強時間の量は絶対量として「宿題以上のことをやるのかやらないのか」に結びつきます。そして、授業翌日の宿題というのはそれぞれ適正量になっているかの指針になります。一日で終わらせられない場合、宿題が供給過多になっていらっしゃいますから、担当講師と調整する必要があるでしょう。(特にごきょうだいがすでに受験を経験済みでいらっしゃる方かつ、特に同じ塾、校舎に預けていらっしゃる方などは割とこういったケース含め、電話をかけてきてくださる方が多いように感じます。恐らく、「慣れ」という点もあるのでしょう。)

 

さて、話を戻しまして、私は宿題よりも、テストで適正なレベルの難易度の問題に触れて、良い感じのアドレナリンを出すことの方が勉強には効果的だと感じています。そのためのレベル別YT、カリキュラムテスト、という認識です。

宿題で得られるアウトプットよりも、テストで得られるアウトプットの方が効果は高いと言えます。

 

ですので、私が今回提案させていただく学習サイクルは「テストを中心に回すサイクル」です。小5の授業があってすぐテストがあるタイプの場合はテストに向けての勉強、小4で1週間開けてカリキュラムテスト(現在第3回の授業が終わった段階で昨日の初のカリキュラムテストだったと思います。) の場合はテストを受けてみての復習、小6は現在1週間先取り状態だと思いますので、テストの復習メインで「カリキュラム」テスト、「YT」の点数を求めていくわけではない、という勉強方法にしていければよいと考えています。

小4のお子様は問題用紙に答えを転記させるのを次回から忘れずに!答案公開より前に答え合わせをして復習をしてしまいましょう。(記述は余裕があったらでよいです。)

くりかえしになりますが、カリキュラムテストやYTに併せて前の単元も復習しなければ…となってしまうと学習サイクルが大きく崩れてしまうので、スケジュールに合わせてテスト対策をしていくのか、テストを復習メインの教材として扱うのかを決めるとよいでしょう。(校舎とシステム上の都合でご家庭でのやりたい方にできないのは申し訳ございません。)

また、早稲アカの場合校舎にもよるかもしれませんが、解説は受けずに帰ることもできます。お子様が今日特に気になった問題があるわけでもなければ早いうちに帰って即復習という形でよいでしょう。そこはお子様任せになってしまいますが、解いたお子様自身の感覚を信用していくべきでしょう。ただ、私はYTやカリキュラムテストの解説を「週3回目の授業」という感覚で行っているので、校舎担当によっては同じ考えでカリキュラムテストの解説を行っている者もあるかもしれません。基本的に解説担当者は校舎のそのコースの授業担当もしくはその人物の出社がない場合は校舎にいる担当で能力の高い(あるいは歴の長い)担当から選ばれます。

また、小4早稲アカ生は土曜日の夕方にそれぞれの地域の力のある校長クラスの講師が宿題の解説授業をZoomで行っているかと思いますので、併せてご利用ください。(全地域だったかは定かではないのですが…)

ここで気を付けていただきたいのが、たまに解法が校舎担当と違う時がある場合です。そのときに「授業でやったのと違う!」と拒否反応を示さず、どうしてそうなるのかをしっかり嚙み砕いて理解することができるかが、算数の力をさらに引き上げるポイントになると言えます。一つの問題の解法は往々にして一つではないですから…。

 

最後になりますが、新学年ですから、これを機に担当からお電話があるかもしれません。逆に新学年の時期ですから、「カリキュラムが回せなくて困っています」、や「新担当の方とお話しさせていただきたい」「新教材の使い方」、など、保護者様からお電話をかけづらい方でも、「電話をかける理由」を見つけやすい時期になります。3月に保護者会があるから今度でいいか…ではなく、積極的に校舎に電話をかけ、担当と連携をとっていきましょう。講師も人間ですから、適度な連携が取れている家庭ほど、お子様への気遣いも当然増えていく可能性が高まります。

 

是非!勇気を出して!学習サイクルの確立と理解のために校舎担当と連携をとりましょう!そして、電話がかかってきたときのためにお子様について気になっていることを準備しておきましょう!(私も、電話をかけている時に短い電話で終わってしまったときは「話を引き出せなかったなあ」と反省しています…。)

記事の続きは…

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