小6国語 最難関問題集上巻 第7回
- 大谷琢也
- 3月16日
- 読了時間: 2分

最難関問題集、第7回は随筆文です。
随筆文といっても、文学的随筆文と論説的随筆文があり、前者は物語、後者は論説文の読解をベースに解いていけば大丈夫です。今回の文章は、随筆文ではありますが、そう言われなければ論説文だと思ってしまいますね。つまり、随筆文であることはあまり気にしなくて良いということです。
さて、問4を扱っていきましょう。
問題
「俳句は世界最小の詩」とありますが、俳句が日本で生まれた理由を説明しなさい。
問題チェックをすると、「日本で」生まれた理由、を答えるので、「日本」にどういった特徴があるかを材料にすればいいことが分かります。
ここで気づいてほしいのが、「この論説文は、日本と欧米の言語について比較していたな」ということ、つまり「対比構造」は解答の鍵になる、ということです。
<日本>
・点的論理がある
・省略の文化が生まれる
・受け手がその点を結び、あるいは関連づけて、おのずから理解を成立させるはたらきをもつ
<欧米>
・線的論理がある
・線的論理の表現には正解があり誤解がある
・送り手と受け手が大きく離れていて、法律の用語に通じる
このようにまとめると、「なぜ欧米では生まれず、日本で生まれたのか」が見えてきますね。もう少し長い字数の記述であれば、「欧米では~~だが、それに対し日本では~~だから」と書きたいところですが、今回は字数が限らているので、後半だけでOKです。

今回も、「対比構造で記述をまとめる」というロジックを確認しました。
第6回でも触れたので、教わったことを活用できていたら嬉しいです!
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