シラバスとは1年間勉強予定のカリキュラム、学習計画表のようなものです。
早稲アカにもシラバスを保護者会などで前期と後期に分けて配られますよね。
私立中高一貫校の学校のホームページを見ると、多くの学校は教科ごとの年間授業数は公表しており、
色々な学校を見比べると、「この学校は英語の授業時間多いな。」などは分かります。
実際に入学したら、授業についていけるか?など不安もありますよね。
この学校は授業進度が早いなどの情報は私も受験期に色々調べたことがありました。
ただ進度の早さは個人の価値観にもなるので、判断が難しいところ。
今、在学中だからこそ改めて他校のシラバスを見て感じた事を書いていきたいと思います。
シラバスをホームページに上げている学校がいくつかあります。
年間授業数だけではなくて、1学期の中間テストまでの各教科の範囲、評価基準、使用教科書と問題集、書籍名など載せてくれている学校がありました。
私が見つけた学校ですと、広尾学園と広尾学園小石川です。
子供の学校はシラバスをホームページには公開しておりません。
毎年、300ページほどの冊子が配られて、こちらに全てが載っております。
子供の学校と広尾学園(本科)のシラバスを比べてみましたところ、まず数学。
1週間の授業時間は 広尾学園 6時間 渋渋 5時間
使用教材は2校ともに数研出版の体系数学、体系数学問題集。
渋渋はこれに加えてチャート式問題集があります。
体系数学問題集にはレベルがありまして、渋渋は発展編ですが、広尾学園のシラバスにはレベルの記載がありませんでしたので、レベルは不明。
授業進度を比べた所、授業時間は広尾学園の方が多いのに、授業進度は明らかに渋渋の方が早い事が分かりました。(2ヶ月~3ヶ月くらい早いイメージです。)
次に英語。
1週間の授業時間は 広尾学園 6時間 渋渋 7時間
共通教材としましてはNEW TREASUREは同じでした。
英語の教科書としては難易度高めの教科書です。難関校はほとんどの学校がこちらです。
広尾学園は基礎英語も教材に入っておりました。多くの私立中高一貫校は基礎英語を教材で使っておりますが、渋渋は使っておりません。
学校の定期テストで基礎英語から出す学校もあるので、毎日ちゃんとラジオ聞いていないと、対応できない場合もあります。
又、検定教科書(公立中で使用している教科書)は全教科配られるのですが、ほとんどの私立中高一貫校では使われません。偏差値が40前後の学校は検定教科書を使用する学校があるようです。
市川中は検定教科書使っていないのに、英語の定期テストには検定教科書も試験範囲になると言っていました。
学校によって様々です。
広尾学園と渋渋の英語授業進度はほぼ同じくらいでした。
最後に国語。
1週間の授業時間(中1)は 広尾学園 現代文 5時間
渋渋 現代文 2時間 古文 2時間 表現 2時間
広尾学園は中1は現代文の授業で古文をやるようです。
漢文は中2からのようでした。古文の授業内で漢文も習います。
渋渋も古文の授業内で漢文もやりますが、中1からです。
定期テストですが、広尾学園は中間テスト、期末テスト共に全教科に対して、渋渋は中間テストに英語は入らないです。
期末の英語の試験範囲が広くなるので、結構きついですね。
古文の定期テストもなかなかハードで勉強時間結構要します。
中1の3学期の古文の試験の中には大学共通テスト同等の問題が出た為に、全体の平均点が下がった事、そして生徒たちが「こんな点数だと怒られる~😭」と先生に訴えた事で保護者宛に異例の手紙が出ました。内容は、「高難度の問題を作成してすみません、お子様を怒らないでください。」でした。面白かったですね😆
以上、学校カリキュラムについて書かせて頂きました。
本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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