①どこまでやるの?
通常を開始すると、必ず出る宿題。一部の塾では、自主課題的に強制ではない例もありますが、中学受験で成績を伸ばすためには、家庭学習を一定の量と質で進めていく事が重要です。そのスタートとして大切なのが、いつ、何を、どこまで、どのくらいの時間でやるのか?を塾と共有することです。
1週間のスケジュールは各ご家庭それぞれ違いますよね。でも、塾から課される課題は基本画一です。塾によってはそれぞれに課題を出すこともあるそうですが、結構レアケース。目標レベルや現状レベルが違う中で、全員が同じレベル感で宿題を進めることは不可能なわけです。
そのため、子どもの現状を親が理解し、塾からの課題の進め方を塾とすり合わせることが大切です。ただし、これを通塾前に想定するのは難しいので、塾に通い始めて1ヶ月経った頃に面談を申し込んで、状況を共有するといいでしょう。
②やっちゃダメ!な家庭学習
通常開始頃に陥りやすい親のエラーは、
『与えられた課題を全てやらせようとすること』です。
今までそんなボリュームで勉強をしてこなかった子が、急に中学受験レベルの勉強量にすべて集中して、かつ定着させることは不可能です。そして、終わらせることに意識が向くと、定着が疎かになり成績は伸びません。また、タスク管理でマネジメントすると、基本子どものやる気は削がれます。
大人も一緒ですよね。タスク管理ばかりするマネージャーのことはみんな嫌いw
でも、やる気を引き出してくれるリーダーはみんなから好かれる。これは子供も同じです。
だから、カリキュラムの進度に焦らずに、まずは徹底して基本問題を正しく取り組む事が重要。正しくとは、例えば式を書くとか、解法を真似るとか、そういうこと。筆算とっ散らかすような解き方で、『終わった!』は1番ダメ。これだけは低学年からクセづけて。焦らなくていいから、丁寧に解く癖を。
こういうのって音楽やスポーツも同じ。最初から速弾きすると、ミスしやすくなると言われますね。なぜかというと、ミスが癖になるから。勉強も同じ。必ずゆっくり、丁寧が基本です。
③やる気を引き出すポイント
また、家庭内でよくありがちなのが『できないところばかりに目がつく』ということ。
そして、早く終わったのに追加課題を出すのも良くあるエラーです。
家庭でやる気を失わないようにするためには、『できたことを褒める』ということ。
これは僕も息子の勉強を見ていて、どうしてもできないところを矯正する言い方になっちゃいますが、それは反抗しか産みません笑
逆に、すげーできたじゃん!って褒めたことはものすごい覚えててくれます。
あと、終わったら自由時間。これはとても大切。子どもにとって自由時間は何よりも大切。その自由時間を奪ってまで勉強させるのはNGです。自分からもっとやりたい!と言ってきたら、もちろん追加課題はありですが、足りないところを埋めようと無限タスク地獄にすることだけは避けた方がいいでしょう。
まとめ
中学受験における家庭学習は超重要ですが、ただやらせればいいということではない点が大切。親と塾の連携を塾に通った後は意識して、情報共有して最適な家庭学習を進めてください!もっと具体的に聞きたい方は、僕のオンラインサロンまで!
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